進化は種の存続のためと考えている人が時々いて悲しくなることがあります(よね)。実際には、自然選択は種ではなくて個体に働くものと現代の生物学は考えています。一部ではまだ定着していないかもしれませんが、学問上はもう常識のはずです(よね)。
ところが、生態学は個体ではなく基本的に種を基本に考えています(種の定義の問題は置いといて)。例えば、
競争排除則
「同じニッチ(生態的地位)にある複数の種は、安定的に共存できない」
食物網は「生物群集内での生物の捕食(食べる)・被食(食べられる)という点に着目し、それぞれの生物群集における生物種間の関係」
ウィキで申し訳ないですが。
だから何だってことはないのですが、相互作用だって本当は個体間で働いてるのだから、改めて考えると何かとてもモヤモヤして気持ち悪くなってくるのです。別に個体ベースモデルをしよう、って言っているわけではなくて。でも何となく、「自然選択は種ではなく個体に働く」と言っているのに、どういう理由で生態学者は種を基本に考えているのだろうか。便宜上?基本のプロセスは個体ベースになっているから問題なし?たぶん、僕の考えすぎなのかもしれないけれど。そんなことを考えていて、昨日のセミナーをさぼってしまいました。もしかしたらサイズベースの生態学はこの問題をクリアできるのかもしれないかな。
某所で発表予定のスライドは概ね完成したことにします。時間は1時間くらいということで、スライドは60枚弱。疲れた。
夜はCK研のラボセミナー。18時半~21時。M1院生も増えたりM2に進級したりで、なかなかハードなセミナーになってきました。今月末にフィールド調査に連れてってもらうことに。
グーグルで「ラーメン、つけ麺、僕イクメン」で5000件以上もヒットして、自分の発想の陳腐さにがっかり。
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