Monday, December 31, 2012

今年ももうすぐ終わりです。今年は帰省できません。久しぶりに台湾で過ごす(新)正月です。今年は、4月に一年半ぶりに台湾に帰ってきました。でも大きな変化のある年だったかというと、そんなこともなく、仕事のほうもこなした感があります。一方で、やり残した仕事もあり、マンネリ・消化不良の一年だったような気がします。

2011年の年末
2010年の年末
2009年の年末

ジョギングのほうも毎年反省していますが、全く成長していないです。しばらくは満足のいくトレーニングはできそうにないです。

笑ってはいけないは、年明けにいちおう見ます。

Saturday, December 29, 2012

とりあえず、そばを茹でます。

来年、何年でしたっけ?

Friday, December 28, 2012

DNA実験の報告書を書かなければならないらしい。お金を貰ったんだから仕方ない。色んな人にお世話になったんだから仕方ない。でも、まだ結果が出ていない。締め切りまでに間に合いそうにない。

心にぐっと来る文章を見つけました。@アメリカポスドクの歩き方
きらびやかな研究者ではなく、むしろ落ちこぼれた研究者として、一瞬、一流になれるかも?って思ってしまった二流研究者として、消えそうなロウソクの炎のように残った「知への欲求」を消さないよう両手で囲いながら歩いています。

夜は、MKさん、YNYさん、学生とジンジャーダック鍋で忘年会。新年会の作戦を立てた。で、飲みすぎた。

みなさん、良い年を
新年快樂
m(_ _)m

Thursday, December 27, 2012

12月はDNAデータの解析を進めるはずだったのですが、教えてくれる人とスケジュールのすれ違いや色々なソフトウェアの都合があってなかなか始められなかった。で、本日やっと準備が整いまして始めようと思うのですが、明日が一応の仕事納めということもあり、年始からとりかかることにします。

夕方は、毎月恒例になってきた異分野融合の環境セミナー。本日は植物の葉の成分分析の話。最終的には光学的な生態系モニタリングを目指しているようです。が、今回はウーロン茶に応用しているところが面白いです。お茶じゃなくて、茶葉のほう。でも、結局は、茶の味は入れ方も重要とか、緑茶やコーヒーへの応用についておしゃべりをしていた感じです。中国語だったので、詳細は全くわからないですが。で、学生と晩飯食って、やっぱりビール飲んで帰宅。

円安が止まらない。1ドル3円に突入しそう。

Wednesday, December 26, 2012

公募情報です。台湾大学で土壌生態学(締め切りは3月1日)
國立臺灣大學農業化學系誠徵專任教師1名

午前中は髪を切りに行きまして。

で、午後に研究室に戻ったら、手入れをした学生の論文の査読結果が転送されていました。投稿して約1ヶ月。早い。あ、リジェクトだなと思って、コメント文を読むと、実際にリジェクトなんですが、二人のレフリーの意見はとてもポジティブで、解析方法やその説明の仕方に問題があったようですが、結局は再投稿を勧められていました。良い雑誌から再投稿を、という結果だったので「コングラッチュレーション」と学生に言ったら、リジェクトだったので彼は凹んでいました。でも、某老舗オープン雑誌からリジェクトを食らっていたのに比べたら大前進じゃないか。そういうわけで改訂方法の方針を議論。

夕方からクリスマス&忘年会。
2008年の様子
2009年の様子
2010年は写真なし
2011年は開催されず。

今年は、何も準備の要請はなかったし、学生の出し物はありませんでした。教室で鍋を作って、ビールを飲んでいました。でも、後半から学生が楽器を引き出したり、Zはギターで歌い、Wはハーモニカの素晴らしいテクニックを披露。で、その後は、youtubeを映写して、エンドレスのカラオケタイム。二年前と同様に今年もチャゲ&飛鳥の「say yes」を歌わされました。


Tuesday, December 25, 2012

メリークリスマス。でも、台湾では憲法記念です。

発表スライドもほぼ出来まして。午後は打ち合わせのはずが、中止でゆっくり。思いのほか、年末気分かもしれない。

内陸の南投県

Monday, December 24, 2012

今週やる予定のことが延期になり、予定外で時間が空いたので、また来月はまたちょっと忙しくなりそうなので、今のうちに来月の学会のスライドを作ることに。植物の病気の話をします。で、時間があるので、何を思ったことか、中国語で作ることに(学会は基本的に中国語なので)。でも、やっぱり不安なので、後で学生に確認してもらおう。

午後は定例のラボセミナー。ま、いい加減、原稿を速読したり、文字たくさんのスライドを棒読みするのはやめましょう。森林の学生の発表がずっと分かりやすくなったのは良かった。

ジョグ9㌔

東埔温泉のメインストリート。ちょっと寂れてる。

Sunday, December 23, 2012

昨日から始めたマイサイトの更新を終えました。とりあえずシンプルなのが好きです。内容を充実させているわけではないですが、見栄えをシンプルするにして、ページを連動させるのに苦労した。日本語サイト英語サイトを分けてみました。中国語サイトも作ろうかな。

繁殖干渉論文が受理されたようです。お疲れ様でした。

Saturday, December 22, 2012

今週末は気温が低下するようです。やっとコタツが役に立ちそうで何より♪天気も悪いので、家に篭もってサイトの更新をすることに。

日本もそろそろクリスマスや忘年会、大晦日もあって、みなさん年末気分ですよね。「良いお年を」と連絡をいただきますが、こちらは旧正月なので(2月でしょうか)、正月休みはまだまだです。

でも、やっぱり正月休みは取るつもりです。温泉にでも行く予定です。

Friday, December 21, 2012

PPMR論文IIを投稿しました。11月2日に最初のレスポンスがあったので、1ヶ月半かかりました。暇暇な理論系ポスドクがリバイスにこんなに時間をかけるのはあまりないことです。その間、忙しかったのもありますが、「アカンかったら落とすよ」って言われているのと、どうやって改訂しようか何度も思案していたからです。これで落ちたら、どこに出せるだろうか。本当に凹みそう。でも、悩んでもしようが無いので、頭を切り替えて次の仕事に取り掛かりましょう。そういうわけで年内に、そして世界が破滅しなかったので、とりあえず仕事を一つ終えることができました。きっと受理されるでしょう(前向きに)。

論文を読んで某下請け仕事のモデルについて考える。

先週、コタツを手に入れたのは皆さんご存知のことと思いますが、今日の最高気温は27度でした。

研究室の学生と森林のアシスタントさん。

Thursday, December 20, 2012

PPMR論文IIの改訂の終盤を迎えています。今週中に投稿できそう。

午後はCK研のラボセミナー。まぁ、普通にやりまして。来月の台湾生態学会は、ここの学生は全員参加のようです。宿泊先もどうやら同じで学内のゲストハウスを予約したらしい。キャンパスは僻地あるようで、食事とか心配していたけど、仲間がいて良かった。何とかなりそう。

ポスドク部屋の住人が一人増えました。おそらくフランス人です。生物系ではないようです。

ところで、こんな事業がありますが、どうでしょう。「我が国と国交のある全ての国(台湾及びパレスチナについては、これに準じて取り扱う)」だそうです。

二国間交流事業

体力の源。ヤギ鍋

Wednesday, December 19, 2012

PPMR論文IIの改訂について共著者の方から修正・コメントを頂きまして、自分でもう一度直して、返信レターも用意してみて、アペンディクスも書いてみました。アペンディクス5は何に使うのでしたっけ?要再確認。

査読原稿はコメントも書けたし、再読して投稿。返事も早い。なんて優しんだろう。でも、リジェクトにしましたが。

MKさんがオフィスにやってきまして、海洋研の公募に出せばと言っています。が、WYも以前に出せばと言ってくれました。が、Zは、似たことをしている人がいるから無理だろうと言っていたので、結局は今回は見送ることにしました。出すだけならいいじゃんと思うかもしれませんが、こちらの公募では推薦書が必須なので(今回は3通)、面接の練習のためとか、確率の低いレースなのに英語で書いてもらうのを頼むのはなかなか気が進みません。いっそのこと、推薦書無しで出してみるとか、あんなことをしてみるとか考えてしまいますが。他にも二つ(一つは日本、一つは台湾)、出しても良い公募があったけど、それも全部見送りました。日本のは採用されそうな人がもういるという理由で。台湾の理由はやっぱり推薦書。どストライクというわけじゃないけど、ちょっとテーマがかぶるかなくらいでは、こちらでは応募もしにくいです。推薦書システムがあるのとないのとどちらが良いのか分かりませんが、いつでも書いてくれる推薦者を持つということが重要なのかもしれません。

オランダのAがプリンストンから本を出すようです。群集生態学者は必読です。

Population and Community Ecology of Ontogenetic Development
André M. de Roos & Lennart Persson

彼がHPを作り直したので、自分も作り直そうか思案中、正月のうちに。

ジョグ7㌔

晴れてきたけど、山頂付近は雲が。山の天気は変わりやすい。

Tuesday, December 18, 2012

気温が急に下がり始めました。20度を下回っています。

査読コメントを書きます。リジェクトを推しますが、おそらくリバイスになりそうなので、二度手間を省くために細かいコメントも今のうちに書いておきます。なんて優しんだろう。

来月の台湾生態学会のためにホテルを探すことに。会場は花蓮市街地から遠く、交通も不便らしい。バイクを借りる手もあるらしいが、大学近くで探すことに。晩飯とか不安だけど、大学近くならなにかあるでしょう。予約したのは民間のホテルや民宿じゃなくて、大学のホテル。ちょっと高いけど、まぁ何かと安心でしょう。

PPMR論文IIの返信レターを用意する。再解析に関するところ以外は書けた。

明日の予定だったのですが、シニカのVが急に現われ、DNAデータの解析方法について伝授してくれた。でも、なんかソフトの不具合でうまくいかず。

この山小屋で一泊。標高は3640m

Monday, December 17, 2012

査読原稿を読みました。データはそれなりに面白いのですが、イントロとディスカッションの中身がまったくない。イントロは「xxxは重要なテーマである。よく研究されている。だから、xxx(場所、種)でもやってみました」みたいな感じ。ディスカッションは結果をリピートして、先行研究と同じでした、みたいなことを書く。学生によくあるパタン。自分の研究の独自性にまだ自身が持てないから、他の研究と似ていることを強調することで正当化しようとする。研究は他の人と違ってなんぼ。だから、自信を持とう。持てない人は、論文をたくさん読んで、考えて、新規性を考え抜いてください。

午後は定例のラボセミナー。こちらもさっぱり。メソッドや結果を詳細に話して(当然なんですが)、イントロやディスカッションはスライド一枚でさらっとやるパタン。発表時間が限られたプレゼンでは、方法や結果の詳細を話すより、イントロやディスカッションで提示されるアイディアの重要性や新規性を伝えるほうが大事だと思います。

ジョグ7㌔。玉山行のせいか、膝がちょっと痛い。

植物も凍ります。


Sunday, December 16, 2012

政権交代ですね。こちらでもNHKで開票速報を見ることができます。いつも思うことですが、当選確定後の万歳ってどういうつもりでやってるんでしょうね。「ありがとうございました」って言ったり。「これで地位と収入が手に入った。やったー」と思ってるしか思えなくて、せっかくの選挙直後にがっかりしてしまうのですが。まだ終わりじゃないのに。有権者としては、「これからやるべきことが山積している。頑張らなきゃ」って思ってほしいのですが、そういうこと考えたらあんな笑顔で万歳できないですよね。まぁ、気持ちはわからなくもないですが、あんなあからさまにやらなくても。

ちなみに台湾でも政党乱立のようで、233番目が誕生したようですウィキが追いついない。。また面白い事実を知ってしまった。そして、一つ一つの名前を見ると、更に面白い。名前の近いものもある。例えば、中国青年党(#2)・中華青少党(#17)・青年中国党(#19)・中国青年民主党(#55)・中国青連党(#184)・台湾青年連合党(#186)とか。第三勢力連盟(#178)は与党になるつもりはないのだろうか。

円安が一気に進むと思いきや(1NTD > 3JPYとか)、それほど変わらなかった。最近ずっと円安できたので、もう政権交代を見越して十分に回復していたということだろうか。ちょっと安心。

標高3500mぐらいで天候が怪しくなってきました

Saturday, December 15, 2012

本日は、日本からの客人一同を連れて一日観光案内。まずは、Oボスのリクエスト通りに故宮博物館へ。Oさんがじっくり見て回るので、時間を長めにとって自由行動に。週末なのですごい混み様。自分は白菜も角煮も見ずに、4階の喫茶店で休憩。で、午後の予定を考える。しばらくしたら、FKIさんも来て、またしばらくしたらITさんも来て、皆さん時間をもてあました模様。集合時間にはOさんが遅れて登場。

で、タクシーで迪化街へ行き、美食街で昼食+買い物。何度も言いますが、台北には専門店街が存在します。迪化街は乾物街です。代表はカラスミとドライフルーツです。他にもツバメの巣やフカヒレ、怪しい漢方などを扱う店が軒を連ねていますが、そちらは購入経験はなし。あと、この辺は昔は貿易で栄えた街らしくレンガや石で作られてお洒落で重厚なたたずまいの町並みも素敵です。そこで、カラスミとドライマンゴーとか、お菓子を買ったりして、中山のいきつけのお茶屋さんへ移動。みなさん試飲試食して、それぞれに購入。で、いい時間だったので、林森北路でいったん解散。おじさんグループ3人はホテルに帰って(本当?)、夕方の晩飯前にまた落ち合うことに。

若者グループ(本当?)は行天宮へ行き、まずはお宮を参観。それから、交差点の地下にある占い横丁ということろへ。KBYSさんはきゃぴきゃぴしながら占い師を品定めをして、面白そうな亀甲占いのところへ不安そうに入っていった。不安そうだったので、付いていこうとしたけど、占いもプライベートいうことで、男二人(自分とITさん)は外で待つことに。その間に、近くで産毛取りの店を開いているおばちゃんに捕まって、産毛取り。何を言っているか良くわからないと思いますが、説明もめんどくさいのでこちらを参照。顔がつるつるになって、3人でマッサージへ(イマイチだった)。で、永康街へ行き、季節外れのマンゴーカキ氷(イマイチ)を食べて、おじさんグループと合流。

全員で海鮮居酒屋へ。そこでMKさんと合流。飲んで、食べて、満足。Oボス、ITさん、MKさんは締めの豚骨ラーメンを食べに行き、ラーメンゲリラを開拓。残りのメンバーは珈琲を一杯。大学のほうへ戻り、解散。と、思いきや、CER関係者で大学近くで締めの飲み(?)。ビール一杯で2時間ほど。結局、Nは積極的に下請け仕事をして人的ネットワークを作るべき、という結論に。どこかで聞いた話。

途中の建設途中の山小屋で昼食。気温は約0度。

Friday, December 14, 2012

本日はシニカでOボスのメタンプロジェクトの打ち合わせ。早朝から地下鉄でシニカへ。やっぱり、シニカの研究環境は恵まれていそう。あくまで、敷地内だけだけど。

まずOさんが概要を話します。その後は、演者の個別トーク。FKIさん(H大)、KBYSさん(元CER)、ITさん(元CER)、E(NTU学生)、それとMKさん。自分はいちおうMKさんの共同発表者になっている、何をしていないけど。

今回は3年間の共同研究プロジェクトの最初の打ち合わせで、今まで何度なく話を聞いていたけれど、正直初めてプロジェクトの方向性を認識できた気がしました。でも、研究分野としては確立していないけど、重要なテーマであるということで、何となくの新しさは伝わってきた感じだけで、実際に何が本当に解決すべき問題か、ということについてはまだ確信が持てていないので、それについては、自分で論文を読むべきかないかもしれない。MKさんがモデルパートの発表を成功したおかげで、モデルパートに対する期待が高まって、それが自分に降りかかってきそうな予感。

昼食して、大学に戻って、自分は海洋附近でOボスと生産的なディスカッションをして、午後はみなで小籠包で晩飯。

バテテ足が動かなくなる頃。空気も薄い。

Thursday, December 13, 2012

PPMR原稿IIを共著者の方に送った。今年中に投稿したいなぁ。肩の荷をおろして年を越したい(まだ荷物はあるのだけれど少しでも減らしたい)。査読業務も一つ終わらせして、これも送信。

ESJの要旨も登録。

それと、来月に台湾でも学会があります。名前は「動物行為暨生態學研討會(Animal Behaviors and Ecology)」と言います。実は今まで参加したことがありません。参加方法がわからなかったり、気が付いたらもう終わっていたり、海洋の人はあまり参加しないっぽいので。でも今年は参加しようと思い、申し込みました。今年は花蓮であります。
2013:國立東華大學(花蓮)
2013:中國文化大學(台北)
2011:國立臺南大學 (台南)
2010:國立彰化師範大學(彰化)

学会のウェブサイトないのかな。来月の大会に参加希望の方はコチラからどうぞ。参加費は500元(約1500円)。

午後はCK研のセミナー。

帰宅したらコタツが届いていた。早い。さっそく組み立てて、部屋の模様替え。ついでに、年度末の掃除も。これで冬の寒さを心地よく過ごせそう。で、コタツで学生に貰った南投のミカンを食べた。台湾ももうすぐ冬だ。

円安が止まらない。参ったなぁ。

Wednesday, December 12, 2012

PPMR論文IIの改訂稿を自分でできるところだけ、とりあえず仕上げた。字数を前よりも少なめにできた気がする。追加解析の結果を待って、微修正して、アペンディクス作って、返信レターを書く。来週中が目標。

査読依頼がさらに2件舞い込んできた。一つは関係ありそうな内容だったので快諾。もう一つは植プラと浮遊粒子の吸光分析というわけのわからないないようだったのでお断りした。

絶景ポイントで休憩

Tuesday, December 11, 2012

また雨だ。くもりのはずが。天気予報が当たらない。せめて一日後の天気ぐらい当てられないのだろうか。ジョギングも続けたいと思っているのに。出かけるのが億劫なので、家で文献読み。

酸辣湯と言えば、餃子(vice versa)。これは台湾では常識です。だけど、最近は炒飯との組み合わせもいける気がする。

ときどき急勾配はあるけれど、標高3000mぐらいまではハイキング。

Monday, December 10, 2012

週も明けまして、いい加減休んでばかりだったので、仕事復帰です。札幌でのワークショップもあったので、2週間ぶりだ。でも、本日は放置していた査読業務です。もう一度、原稿を読んで、コメント文を書きました。それから、PPMR論文IIの改訂も再開しました。やっぱり、時間をおいて原稿を見直すのはよいですね。見えなかった粗が見えてきます。今週中を目途に原稿を完成させたい。それから、Zからの下請け仕事のために文献を集めたり、読んだり。

午後は定例のラボセミナー。D学生はちゃんと論文を「紹介」するだけじゃなく、読んで問題点を考えてきました。でも、問題だらけの論文なら読まなくてよいわけで、どうしたら提示された面白いアイディアをうまく検証できるか議論したい。研究発表は、僕の?イントロ講義がまったく通じておらず、さっぱり。輪読も英語の間違い、誤解が多い。僕自身はと言えば、とりあえず問題点を指摘するけど、どうしたら学生にその事実だけではなく、重要性を認識させ、改善の方向に持っていく動機を与えられるのか、ということで悩んでいます。英語って、ストレートな表現が多くて、優しい言い回しが難しい。

出発前に一枚。
昨日の写真も参照

Sunday, December 9, 2012

昨日からずっと雨。気温も低下中。咳と鼻水はまだやまず。こないだ買ったセラミックヒーターではちょっと間に合わないかも。もっと良いやつか、コタツか電気カーペットの購入を検討中。と思い立って、台湾ニトリでコタツを衝動買いしてしまった。

どうです、この絶景

Saturday, December 8, 2012

いまだ療養中です。が、Zから実験データに関して、モデルで検証できないかと要請があり、とりあえず関連論文を読みながら妥当性について考える。でも、体調はまだよくない。できなくもない。けど、いろいろと打ち合わせをしてみないと何とも言えないです。

標高2500m附近の山荘。
夜空も綺麗で、近所には天文観測所も。

Friday, December 7, 2012

玉山から戻ってきましたが、全身疲労と精神的疲労と、風邪をこじらせてしまったので、しばらくは家で療養しています。

玉山に行くにあたって一つの不安は、何か事故があったときに「海洋研究所の研究員が山で救助されました」というニュースになってしまうことです。そんな面白ニュースがこちらではモザイクなしで報道されそうなので心配でした。結果、無事だったのですが、下の景色を見て、「雲海の研究に来たって言えばいいかも」と冗談を言っていました。でも、頂上を島とみなして、そういうアイディアも無理ではないはずです。世間には通用しないような気がしますが。

雲海@標高2500m

Thursday, December 6, 2012

玉山行四日目
学生の地元である南投の観光です。南投県は台湾で唯一、海に面していない内陸の県です。学生が行きつけだったレストランを回り、市場をめぐり、台北には無い・台北よりも美味しい地元のグルメを堪能させてもらいました。それと、車で数分のところにある中興新村という街にも連れてってもらいました。ここは台湾の他の町とは明らかに雰囲気が違います(写真)。町は綺麗に区画整理され、程も広く、民家は一家立てで、まるで欧米の田舎町のような雰囲気です。さらに、地方の田舎町には相応しくない、いくつかの国家施設を見ることができます。これらの理由は、ここの土地が台湾の首都だからだそうです。台北が首都ではと思うかもしれませんが、その背景には台湾の歴史を理解する必要があります。


Wednesday, December 5, 2012

玉山行三日目
玉山主峰にアタックをします。が、確認するまでもなく、外の天候は猛吹雪です。山小屋の扉に風がバタバタと当たり、雨か雹がバチバチちと屋根を鳴らしています。参った。山小屋を出て、昨日来た道を戻り、玉山主峰への分岐点まで行きます。全身防水カバーしていますが、予想以上の寒さにやられています。分岐地点でバックパックをおろし、そこから身一つで約4000mの頂上を目指します。標高500mほどを距離1.5キロで1時間半ほどかけて登っていきます。かなりの勾配です。そして、寒さと、何より風が厳しくなってきます。最後の数百メートルは、ほぼ断崖絶壁。足場も狭くて、打ち付けてある鎖を握って風に飛ばされないように進むのですが、手がかじかみ、足場も滑りやすく、本当に死んでしまうのではないかと思いました。人生で初めて死を覚悟した機会でした。素人が雪山登山をしていけません。何はともあれ、何とか登頂には成功しましたが。この日に撮った写真は頂上での記念撮影のみ。本当は写真を撮る余裕もなかったのですが、登頂成功した証拠だけは残しておきたかったのです。他の人の記念写真と比較していただければ、天候の悪さが伝わるでしょうか。残念ながら楽しみにしていた絶景は何も見えませんでした。立ってるのもやっとの状態です。記念撮影後、すぐに下山をしました。下山も命がけ。標高3500mほどまで降りると、雪は雨に変わり、植物も生えて強い風を体に受けることもなくなりましたが、防水ジャケットに浸み込んでくる水と寒さにやられました。満身創痍でそのまま3時間ほど登山口まで下山しました。その後は山荘で着換えて、車で東埔まで戻り、東埔温泉で寒さと疲労を癒しました。後で知ったのですが、本日は初冠雪の日だったようす(ニュース)


Tuesday, December 4, 2012

玉山行二日目
5時に起きて、朝食を済ませ、玉山へ出発です。気温は7度。でも10キロぐらいの荷物が重いくて、登山口に行くまで4キロを歩くだけでかなり暑い。洋服を一枚脱ぎ、記念撮影をして、登山開始です。ご覧のように、開始直後から急な上り坂です。まるで子どもを一人背負って、階段を登っているよう。前傾姿勢を取ってひたすら歩を進める。肉体疲労に加えて、断崖絶壁の際を歩くような道もあり、精神的にもきつい。ですが、所々には景色が見渡せるところもあって、それは絶景。一時間ごとに休憩して、水分とお菓子で栄養補給しながら、約10キロの山道を歩き、標高1キロほどを登って行きます。8.5キロ地点には建築中の山小屋があり、そこでインスタントラーメンで昼食。気温は0度くらいでしょうか。アシスタントさんが用意してくれる暖かい食べ物が何よりの救い。そこから1時間(1キロ)ほど歩き、玉山主峰への分岐道を通り過ぎて、さらに1時間ほどあるき、本日の最終地点である山小屋へ到着。休憩を入れて、合計7時間ほど歩きました。くたくたです。山小屋で昼寝して体力を回復。写真はまた後日、少しずつアップしていきます。


Monday, December 3, 2012

玉山行一日目
研究室で学生と待ち合わせ、台北駅に行き、新幹線で台中へ。学生のお父さんが迎えに来ていて、車で彼の実家へ。そこでしばらく休憩した後、学生の運転で玉山国立公園の麓の町、東埔を目指します。そこにはタイダーの森林学科の森林管理施設があり、そこで今回ガイドを願いするD老師のアシスタントさんと待ち合わせ。近所で昼飯を済ませ、水や必要な雑貨を調達する。偶然にも、タイダーの学生の野外演習が玉山であるようでD老師の学生に出会う。それと、近くにある特有生物研究保育中心(台湾の在来生物を研究している国の研究機関)の研究員の人もいて、彼は学生演習の指導に来たようです。この人もD老師の元学生だそうです。それから、玉山国立公園の入り口の山荘を目指して出発。霧の中、山道をうねうねと登っていきます。この道は台風などで土砂崩れが毎年起こっていて、今もまだ復旧の最中でした。本日の目的地は標高約2500mにある東埔山荘。ここもタイダーの管理の宿泊施設で学生や職員の利用はタダのようです。一日目はここに宿泊。あとから、野外実習の学生もバスでぞろぞろとやってきました。


Sunday, December 2, 2012

本日は玉山行の準備をしました。スケジュールも変わって、雨の可能性もあり、ちょっと厄介です。学生から70Lのバックパックと寝袋とマットを借りました。「荷物は最低限に、それと予備の洋服も」と言われ、どうしたら良いのか小一時間悩んだ。あとヘッドライトや非常食も調達した。札幌農学校のクッキーとか。荷造りを終えて、それを担いで研究室へ。学生と荷物の最終確認。そこで、初めてスケジュールの詳細を確認。

1日目:新幹線で台中まで。学生の実家の南投へ。車を借りて、登山口の東埔まで。

2日目:登山開始。頂上近くのキャンピングサイトまで。

3日目:早朝から頂上を目指し、ご来光を拝めるかな。それから一気に東埔まで下山。

4日目:東埔は実は温泉街なので温泉を満喫。3日間の垢を流す。

林冠観察用のクレーン

Saturday, December 1, 2012

台北は雨。玉山行は本当は明日からなのだが、キャンセルになるかと思いきや、予定を一日短くして決行するらしい。正直不安だ。

気温も少しずつ下がってきて、日本ほど寒くはないけれど、やっぱり暖房が必要になってきて、本日セラミックヒーターを調達してきました。日本の倍くらいの値段がします。

苫小牧演習林