中国語で授業をしているKMさんに影響されて電子辞書を注文しました。今更ながらですが。
CASIO Ex-word XD-N7300。
台湾で中国語を勉強すると、いろんな問題があることを皆さんご存知ですか。
実は、台湾と大陸では使っている中国語(北京語)が違うんです。日本で中国語の教材を探すと、その殆どが大陸の中国語を対象にしています。おそらく、その方が需要が大きいからです。そのため、台湾の中国語を勉強する機会が非常に限られています。何が違うのかというと、主に使っている漢字と発音の表記。話し言葉はほぼ同じだと思うのですが、これらの違いが台湾で中国語を学習する者にとってはなかなか厄介なのです。
まず、漢字は台湾は繁体字で、大陸は簡体字。だから、例えば、「生態学」は、台湾では「生態學」、大陸では「生态学」。日本人にとっては、台湾の繁体字のほうが使いやすいですよね。旧字体に近いですから。簡体字だと読めない漢字も多いです。なので、大陸の中国語を対象にしたテキストを読もうにも、文字が違っていて、想像で出来なくもないですが、かなり面倒くさい。そして、日本語訳を検索するために漢字を入力しても、繁体字では認識しないことが多い。
それから、発音表記は台湾ではボポフォもと呼ばれる日本でいうひらがな・カタカナみたいなものです。一方、大陸ではピンインと呼ばれるローマ字表記のものです。例えば、「台湾(タイワン)」は、台湾では「ㄊㄞㄨㄢ」ですが、大陸ではTáiwān」と表記されます。発音は大陸のピンインの方がとっつき易いですよね。僕もすでにピンインで始めてしまっています。しかし、数少ない繁体字(台湾)の教科書を見つけても、発音表記がボポフォもだったりするわけです。何て読むんだろう?という感じ。
方法として、大陸の中国語で勉強して、その後に漢字変換を覚えるというやり方もあるらしい。もしくは、台湾で出版されている外国人向けのテキスト(英語で書かれている)を使うか。いずれにしても、台湾の漢字は読み書きはできるし、生活に支障はないんだけど、会話をちゃんと勉強すると思うと意外と難しい。
今回注文した辞書ももちろん簡体字対応です。日本では、繁体字対応の電子辞書はなかなか売っていないので。台湾では幾つか売っているらしいけれど、市場規模が小さいせいか、中身や性能が良くなくて評判が悪い。他に選択肢が見つからないので仕方ありません。ですが、KMさんが使っているので大丈夫でしょう。
ジョグ7㌔
また空気が悪くなってきた。
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