Thursday, August 30, 2012

宝物にはどれだけの価値があるのか

来週からまた有志の輪読が始まりそう。忙しいので今回は参加するか未定。とりあえず1回目だけ様子を見ることにする。

科学研究が新しい穴を掘って今まで見えなかった何か新しいものを見つける作業だとしたら、知らないことは無限にあるので、そのだだっ広い土地で「なぜそこに穴を掘ろうとするのか」、イントロでは動機を説明します。以下のような説明はおかしいですよね。
  1. 穴を掘るのが好きだから
  2. ここに穴がないから
  3. みんな掘ってるから
  4. 新しいシャベルを手に入れたから
これらは次のような意味になります。
  1. 興味があるから
  2. 先行研究がないから
  3. 流行り/ラボプロジェクトだから
  4. 新しい手法を試すため
つまり、これらの情報はイントロでは必要にはなっても、十分ではありません。聴衆が知りたいこと(知りたいと思うべきこと)は以下のような事柄です。
  • 宝物があること
  • どれくらの価値なのか
  • 誰も掘り当てていないのか(「穴がない」ではない)
  • もし他の人が失敗したらな、自分には見つけられる理由は何か
  • それらの証拠
つまり、何を発見したいのか、その重要性や新規性、自分の研究の利点など。説明の際には、先行論文を使って信用できるロジックを積み上げることが大切です。

セミナースライドはだいたい完成しました。約50枚。他の場所でも使い回さないともったいない感じです。40分くらいで話し終わるように中身を調整します。笑いは心配ないでしょう。

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