PPMR論文IIIに関連して、もう一つ気になる最近の論文です。いくつかの標高で脊椎動物の有無の分布を見ているだけですが、同所性と相互作用に関する独立の記載データを使って無理やりに食物網構造やPPMRを推定しています。体サイズをどうやって求めているかは何も説明していないのですが、おそらく記載情報の平均サイズを使っているのでしょう。相互作用を実際に見ずに食物網やPPMRを調べるという典型的な手法です。昔と最近の分布を比較するだけで気候変動の影響を強引に議論しています。体サイズや相互作用は何も変化しないと仮定している点も弱いところだと思います。気候変動とサイズに関する特別号でしたので。
Lurgi et al. (2012) Climate change impacts on body size and food web structure on mountain ecosystems. Proc R Soc B 367: 3050-3057
そういうわけで、先月に投稿した原稿の査読状況を確認したら、レビューが終わって結果待ちになっていました。この状況はいつになってもドキドキします。
今日も雨で憂鬱です。
No comments:
Post a Comment