台湾の博士号取得者数は過剰、だそうです。
ちょっと古い話ですが、今はより一層という感じでしょうか。
この1%くらいの要因に、外国人研究者の増加もあるかもしれません。
ポスドク問題は、台湾よりも欧米や日本で先に問題になったと認識しています。
そこで職を得られなかった人たちが海外に流出をします。
その人たちは、自国でより強い競争環境にありました。
また、台湾では博士進学の前に研究補助や兵役の慣習があります。
業績で競争すれば、残念ながら、外国人が勝ってしまう場合が多いでしょう。
普通の地方機関では外国人はまだ採用されにくいですが(公募情報も知りません)、
タイダーやシニカでは確実に外部からの流入が増えています。
この2ヶ所には、生態学関連だけで5人の日本人がいます(ポスドクを除く)。
この3,4年で立て続けに就職をされた方々です。
台湾側からすれば、より良い人材を確保することは良いことかもしれません。
また、長期的には国内での競争をより活発にするかもしれません。
しかし、上述のように、台湾国内では既に学位取得者は過剰気味です。
その上に、国外からの流入です。
台湾には他の国とは違ったポスドク問題があるように思います。
あ、全部勝手な想像です。
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